上原英子先生との出会い〜カウンセラーとは一体どんな存在であるべきなのかを考える



こんばんは。

あっという間に月日が経ち、ご無沙汰してしまっていました。

もう師走ですね〜。


最近の私は、アドレリアン・アートコミュニケーター養成講座の中級までを終了し、またキャリアコンサルタント養成講座のスクーリングの全てを終了し、今は傾聴の講座を受講しながら、キャリコンの本試験に向けて、勉強をしています。


無事キャリコンの終了テストも終わり、一段落ついたので、印象深かった出来事をブログに残しておこうと思い久しぶりに書いています。



アドレリアン・アートコミュニケーター養成講座でお世話になった上原英子先生は、この講座のご縁で知り合った方です。


今年は特に、色々な形で心理学をより深く学ぶ事になり、その中でやらなければならない自己開示の作業は、私にとって結構気の重い作業でした。

自分の心の中に、分からないのではなく明確に分かっていて、その事について考えても簡単に解決しない事も分かっていて、その事を人に話したところで解決などしない、人に話したくないと思う問題があったからです。


私の表面しか知らない友人達は、大体の人が、私のことを幸せであったかい環境で育った人だと言うんですよね。

親や兄弟との関係もすごく良いのだろうと。

だけどそれは見せかけの私です。

そして私は、「それならそれで、そういうことにしておこう」いつの頃か、そう思うようになっていました。

そしてそんな問題などないかの様に、普通を装って生きながら、自分の生きる苦しみを、やっと上書き出来たのでは?もう大丈夫かも。なんて事を思って生きていました。


なので、自己開示、私は自分の幸せな部分だけをさらけ出し、適当にやり切ろうくらいに思っていたんですよね、こんな生徒では申し訳ない話ですが。。。汗 (しかしそれは私にとって非常に苦しい作業でした)



ところが、英子先生はとても不思議な方で、最初から、当然のごとく、アートを通して、「あなたってどんな人?」とグイグイ問いかけてきます。

(そもそもそんな勉強をしているわけですから、当然といえば当然です)

最初の1枚目から自分に向き合わない訳にはいかず、描きながら最初のうちは苦しかったのですが、あれよあれよという間に、もういいや〜!と思うようになっていました。

いつのまにか、英子先生の授業なのだから、素直な自分でありたいと思うようになっていたのです。


写真は、三日間の初級、中級講座で私達が作成した作品のほんの一部です。^ ^



そして皆さんがいる前で、全部ではないですが、一部を、自分から話すことができたんですよね。

自分の中の大きくて解決できない問題を。

そしてその時、自分の中では、自分から話したことも大きな衝撃でしたけど、涙ひとつ流さず話せたことも大きな驚きでした。このことを話すときは、きっと号泣するに違いないとなんとなく思っていました。成長したのだと、思ったんですよね。



中級終了後、個別セッションを受けました。

カナダと日本、16時間の時差ある中でのZoomでのセッションでした。

久しぶりに英子先生とお話しできて、緊張もしていて、自分の問題を全部話すかどうかは流れに任せようと思っていました。


もちろん先生からあれこれ詮索されることはないので、違う話となりました。

カウンセラーの心構えや、将来私が、どうやってアートコミュニケーターの学びをいかしていくか、など、アドバイスを含め色々とディスカッションしてくださいました。


すると今度は、不思議なことに、涙が止まらなくなってしまいました。

英子先生の話を聞いていて、涙がほろほろ溢れて、止まらないのです。

心臓を鷲掴みされているような、だけど苦しいのではなくあたたかいような。

とても不思議な感覚でした。

前回は一生誰にも話さないと思った悩みを一部分だけであっても全然冷静に話せたのに、今回は自分は何も話してないのに、英子先生の話を聞いているだけで涙が勝手に出てきて止まらない。

こんなことってあるのだなってすごく思いました。

英子先生に、心が影響を受けていて、揺さぶられているのを感じるのです。




キャリコンの同期のAさんに、ロールプレイ(カウンセリングの勉強)中、「Aさんと波長があって、話をしたくてたまらない人がAさんと出会ったら、そのクライエントはAさんが何を操作しなくても、自ら自然に全てを話すようなことがある、と思う」と私は言いました。

それは私がロールプレイ中に感じたことでもあったけど、英子先生と私の関係も反映してたんだと思います。




英子先生は、とても不思議な方で(先生いわく、心ったらし)私の心をいとも簡単に開拓していきます。硬くて頑丈な鉄のコートを心に何枚も羽織っていましたが、今の私は、木綿の長袖くらいになりました!笑



Zoomセッションでは、カウンセラーのコツやプロの技、などではなく、この方は丸ごと生き方がカウンセラーなんだな、と感じました。

「心ったらし」のこの方は、生きてるだけで、存在そのものがカウンセラーなんだわ、とそんな風に思いました。



先生のイメージは、やっぱりバラかな♪




セッションが終わって、先生が下さったラインに、自己受容は自分の中でも大切なテーマで、自己研鑽の歌があるのよ、と教えてくださいました。


その歌は、なんと「365歩のマーチ」

幸せは歩いてこない♪ の、「幸せは」のところを自分の目標の言葉に変えるそうです。

私も頑張る自分にテーマソングを作っていたので、それもまた嬉しい偶然でした。

ちなみに私の今のテーマソングはサンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」です^ ^



英子先生とのメールのやり取りの後、なんだかインスピレーションが湧いてきて、小さな日本的な作品を作りました。


 JAPANESE KOKESHIちゃん♪


自己研鑽の歌を歌う英子先生をイメージして作りました♪

(以前美大のオープンスクールでいただいた白木のこけしに描きました)


後ろ姿にはいっぱいの虹を♪




キャリアコンサルタントの勉強をしていて知った、カウンセラーの國分康孝先生によると、カウンセラーに求められる人間性は、「人好き」「共感性」「無構え」「自分の人生を持つ」の4つだそうで、カウンセラーが構えてしまう原因は「幼少期の捉われ」「役割への固執」「所属する集団の文化」だそうです。カウンセラーが自分の人生をしっかり持っていないと、クライエントの人生を自分の人生のように感じてしまい深入りしてしまうとのこと。


英子先生に出会ってから、自分の中の目を背けていた部分に向き合わなければと思うようになり、このブログを書く前に数年ぶりに母に電話をかけました。

私ごときで解決できる問題ではないですが、これからは関わっていこうと決めました。



私も、自己研鑽の歌を歌いながら、自分にできることを頑張っていきたいな、と思う今日この頃です。

まずは、就職支援のカウンセラーに。

そしてその後もアドラー心理学や、アドレリアン・アートコミュニケーターの勉強を続けていきたいなと思っています。


英子先生、今後ともよろしくお願いします^ ^



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